震度とマグニチュードの違いを小学生でも分かるように説明してみました
震度は3、地震の規模を表すマグニチュードは・・・
なんて言葉を地震速報で良くききますよね。
では「震度」と「マグニチュード」ってどう違うの?と、聞かれたらすぐに説明できますか?
今回は、小学生と中学生の2人の子を持つ私が、地震とマグニチュードの違いを小学生でも分かるように説明してみたいと思います。
どうぞ最後までお読みください。
震度とは
「震度」というのはわかりやすく言うと「ある地点の地面の揺れ具合」のことです。
現在の日本では、地面の表面か、低い建物の1階に置かれた震度計で、その揺れ具体を測っています。
日本の震度は0~7まで
気象庁が設定している震度は現在の日本では0~7まで。
震度5と震度6はさらに2つに分けてあるので、全体としては10段階(10階級と表現)です。
1)震度0
2)震度1
3)震度2
4)震度3
5)震度4
6)震度5弱
7)震度5強
8)震度6弱
9)震度6強
10)震度7
地表面での揺れを表しているので、例えば岩盤のような硬い地面と、柔らかい地面では揺れ方が違ってきます。
だから、場合によっては「同じ市内なのに震度が違う」ということもありうるわけです。
また、隣同士で建っていたとしても、高い建物と低い建物では揺れ方が変わるので、同じ震度でも受ける被害は変わってきます。
ですので、「この地域で震度○の地震が起こったら被害はこのくらい」とは確実に言えません。
ですが、これまでの地震の被害や経験を活かして、「震度○のときにはこんな揺れや被害がおこりやすいです」というのを一覧にしたのがこちらの表です。
こちらの資料は気象庁のHPでダウンロードできますよ!
参考にしてみてくださいね。
外部リンク>>気象庁 リーフレット「その震度 どんなゆれ?」
マグニチュードとは
では続いてマグニチュードについて。
「震度」がその場所の地面がどれだけゆれたか?を表すのに対して、「マグニチュード」は、
どのくらい遠くまでゆれたか?
を表していると言えます。
マグニチュードが大きければ大きいほど、より震源地より遠いところまでゆれが届きます。
ちなみに、マグニチュードには「ローカル・マグニチュード」「モーメントマグニチュード」「気象庁マグニチュード」など、いくつか種類があって、それぞれ計算方法が違います。
日本で地震情報としてつかわれているのは「気象庁マグニチュード」になります。
ニュースなどでは「地震の規模」と表現されることが多いですね。
マグニチュードの段階
マグニチュードの一覧表は気象庁になかったので、今回は防災科研の公式サイトから引用させていただきました。
外部リンク>>生きる、を支える科学技術 防災科研
観測史上最大規模の地震は、1960年のチリ地震で、これ以上の規模の地震は、実測でも地質調査でも発見されていません。
ちなみに、恐竜絶滅の原因と見られる小惑星が地球に衝突した時に発生した地震は、マグニチュード11と推定されています。
震度とマグニチュードの違いを水滴に例えると。
水面にぽちゃんと水滴が落ちると、輪が広がっていきますよね。水滴が落ちた近くは大きく波打って、広がっていくほど波は小さくなります。
これがちょうど地震の関係とよく似ています。
それぞれの場所の波の大きさが『震度』
広がった輪の大きさが『マグニチュード』
震度は中心から離れるほど小さくなるので大きさが変わりますが、マグニチュードは輪全体の大きさなので、一つの地震に対して一つになります。
まとめ
まとめると、
・地震はその場所のゆれ。
・マグニチュードはどこまで揺れたか?という範囲を表している。
水滴でイメージすると分かりやすいのではないかなと思います。
(^^)
参考にしてみてくださいね。
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